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あらすじ:伝説の組織UBと、ナンバー「9」の少女
この世界には、UB(アルティメットブルー)と呼ばれる伝説の組織がある。闇の国連とも呼ばれるその組織は、この世界に破滅レベルの危機が迫った時に姿を現すと呼ばれる。UBの構成員はナンバリングされ、数が少ないほど実力も上位になると言われており、中でも一桁の9人は、単身で世界を相手にできるほどの実力だとされ……。
目次
主人公・9(ムサシ)の魅力:超越した能力と「無性」の純粋さ
女性でありながら「無垢な天使」のような危うさ
9の鉄板ネタ(?)が男性に見えるですが、本人、そこまで嫌がってる感じではないですよね。
UBのセルフコントロールゆえ、それぐらいのことでは動じないとも考えられますが、無頓着っぽくも見えます。
女性っぽい服ももちろん抵抗ない一方で、女性を主張しすぎる服は敬遠しているようにも。
実際に女性ではあるんですが、イメージとして無性(まだどちらにも転じていない純粋さ)のような雰囲気も感じています。
幼児の無垢さってより、大人の、天使とかの純粋さっていうか。
それが悪く出てしまっているのが、男の前でも平気で着替えることで(笑)
合わないタイプはオタク気質?
苦手というか、どう接したらいいのか悩むというか。
作中でちょろっと出てきたある少年。
コスプレどころか完全になりきりというか、こっちの世界にもあっちの世界を取り込むぐらいの。
ミーハーとかなら理解はしやすいようですが、レベルが違うと9の頭脳も困惑するようで、そこにちょっと安心してみたり。
9の愛
「ヒーローとヒロインが恋愛をするということ」とは。
外せないのは次でも触れる慎悟との関係。
(ヒーローとヒロインの性別逆については突っ込み可です)
思えば、英雄譚で勇者とお姫様が結婚してめでたしめでたしって、その後、2人は上手くいってるんでしょうか。
勇者が引退して王族に入るってんならまあいいでしょうけど、問題なのは、勇者の旅が終わっていない場合。
姫は待っていることしかできないし、勇者はなかなか帰ってこれない。
その間本当に一途でいられる?
恋愛のライバルはいなくても、離れているというだけでも問題はない?
それを、なんかリアルに出しているのが本作という気がします。
9からは、基本的に見守る愛の形ですかね。
慎悟が「一般レベルでの」危険な目に合うのも放置ってのは、UBのルールもそうですが、慎悟の心身の成長にもかかわるからかなと。
(そもそも慎悟の方からそれぐらいなら手を出すなって言ってたような)
終盤で、21の喪失が入ってくるのがまた上手い痛いつらい。
9は当時無自覚っぽかったので、主に19の価値観によるところが大きいですが、9が慎悟を選んだ大きな理由。
ましてや、慎悟は21と違って完全な一般人なわけで。
9が過保護になるのも致し方ないのでは。
橘慎悟という名の「ヒロイン」:愛と友情の板挟みの中で
熱烈な恋人であり、時に「おかん」としての献身
後作なども踏まえると、時々彼の方が主人公感ある。
お人好しの世話焼きは、生い立ちが影響しているのか、それとも先天性なのか。
9には熱烈でけなげな恋人でありつつ、ギャグにもシリアスにも使えるおかん。
慎悟に課せられる友人という試練
亡くなった友人の秘密から9と関わりになるわけですが、なんか本作について説明するってなった時に、慎悟って割と友人が敵になりがちじゃないですか?
それでいて、お人好しゆえに切り捨てらない。
9に迷惑をかけても捨てられないレベル。
友人の方が改心とか寝返ってくれたりもないではないけど、しんどさがあります。
作品のなんかテーマとして、慎悟にとっての友情って、9との愛情と対立してませんか?
友情を引き換えにしなければ、9との愛は貫けないぞっていう試練っぽさがあるような。
謎が謎を呼ぶ「UB(アルティメットブルー)」の組織論
街単位での隠蔽もお手のもの
私以外全員犯人的なやつのレベル段違い版というか、結構実行してますよねUB。
人海戦術というか、つまりナンデモアリ。
一歩間違えればギャグなのを、シリアスで貫いてるのがすごいです。
(全員メンバーですって明かされたシーンで笑ったこと1回もないです)
メンバーの圧倒的実力と、不可解な選別基準
- 起源は?
- 未登場の一桁は?
- 現場すら緩いと感じるらしい訓練の中身は?
- UBへの採用は?不合格者は?
- 勧誘はある?オファーを断ったら?
- 5・6桁レベルでいるメンバー、ナンバリングのない、協力者との差は?
- メンバーの親族は?
- メンバーの子はメンバー?
- 生まれつきメンバーはありうる?
- 引退はありうる?死ぬまで在籍?
- 番号の昇格……出世はある?
等々……。一応本作(無印)は完結しているのに、謎が謎を呼んでるのすごいですね。
影の立役者たち:19(イック)や7(アテナ)ら主要メンバーへの考察
9の影たち
21を除いて、残っているのが苦労人のイックさんこと19、ノリのいい23、影唯一の女性33でしょうか。
本作だと19以外は、9のサポートシーンがメインかもですが。
そういえば序盤、慎悟の事件の時は19がまさに影武者をしていましたが、以降はほぼなくなりましたね。
9の体格の問題もあるとはいえ、女性の33もやってるふしはない。
9がそれほど実力をつけたから、あるいは、慎悟の影響(身代わりはよくないみたいな判断)もあるのかな。
一桁メンバー(本作時点)
9と同等以上のメンバーは、本作時点だと3名(2名+1機?衛星の数え方って機?)。
もっともよく登場するのが、ラーメン大好き7のアテナ。
男装も違和感ない点は9に似てますね。
ただ女装……本性?でしっかり女性感を出す、武器にしているのは逆というか、そこは成熟した女の魅力ってやつなのかどうなのか。
次に出てきたのが本作時点で最上位の4。
1とかも会議で音声だけってのはありましたが、正体も明かされてる中では4。
人間以外もナンバリングありって、本当、どういう基準なんですかね。
逆に、4以外にも高性能コンピュータとかそういう感じのメンバーはいうんでしょうか。
あと、露?で情報の黒幕、大帝とも言われていた5。
9との電話を見るに、身内にはというか、素は気のいいおじいちゃんって感じにも見えます。
見えますので、フィクサーっぽさがとてつもないギャップになっており(登場事件で、UBの人とはみじんも疑ってませんでした……)。
女しかいないUB疑惑
慎悟も19とか知ってるわけですが、7のことでUB構成員の性別に疑いを抱くことに。
9がそうしているのか、そういう現場が多いのか、割と女性メンバーが活躍しているシーンが目立ちますね。
男性構成員もいますが、登場しても顔は不鮮明(帽子とかで見えない)とか、ナンバーが明かされる(9等に呼ばれる)程度で。
そのあたりも、男性主体のヒーローものと比べると差分というか、特徴的ですよね。
かといって魔法少女系のような、戦うヒロインあるあるとも違う。
バリバリに現実系戦闘するし、9含む上層部も人間離れはしているけど人外ではない(ないですよね。生まれも不詳なので断言していいのかな)。
1番違いの10
後半で登場した、9と1番違いの10。
同時に、UBで「桁が違う」と言う点にも触れることに。
番号が若いほど上位とはいえ、9と10にはかなりの壁がある模様。
二桁と三桁とか、同じ桁の中でも違うのかとか、面々の力量差も気になるところです。
例えば一桁は別格としても、10は二桁の中で最上位なのか、じゃあ影を任されるほどの19たちとはどうなのか、とか。
俺たちの戦いはここからだエンド
続編を知ってるわけですが、本作のラストはちょっと気がかりでもあり。
出版当時とか、残念の声あったろうなとか。
それとも続編はすぐ決まっていたのかな。
とはいえ、彼らの身に何かあるか、9が引退でもしない限り終わりらしい終わり方もできない作品なので、納得はあります。
まとめ:アクションの裏に流れる「重すぎる絆」の行方
痛快アクションの裏で、愛も友もなんか重い。
むしろ、それで帳尻を取っている可能性もあるのでしょうか?
続編の色たちについてはまたいずれ。
既読の方は、疑問項目など知ってることがあったらまあ、ニヤニヤしておいてください(正解は内緒で)。




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