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ライターという受注側の視点から、書いてくれると嬉しいなあというポイントをまとめてみました。
これから誰かに依頼しようかなと思っている方、募集しているけど応募が来ない方、そうでなくても仕事上やり取りが発生する場合など、参考になれば幸いです。
契約前でも詳細があると楽
機密情報は隠してくださって構いません。
が、契約前の段階でも、詳細が判明していると受注側も楽です。
以下はライティングの参考例ですが、
契約前
・ジャンル
(美容、金融など。美容液の使い方のように、具体的なテーマまで決まっているとなおよい)
・文字数
・報酬額
・構成案の有無
・画像など文字以外の仕事
・納品希望日(日数の場合は、いつを0日とするのかも確認)
・連絡手段(仕事募集のサイトやツールとは別に必要な場合)
契約後
・レギュレーション
と、ほぼ全て契約前に判明しているぐらいがベストです。
むしろ、隠している情報があると、「なぜ隠すのか、後ろめたい理由なのか」と勘繰ってしまいます。
必要なことのみ簡潔に
必要なことが多くなる分には問題ありませんが、やり取りにおいて不要な表現は減らしましょう。
例えばテーマを伝える際、「最近は美容がトレンドで、中でもこの成分はあの有名人も使っていて……」など、選定の背景は不要です。
もちろん、キーワードとしてその有名人の名前を入れたいならありですが、依頼者がどういう理由でそのテーマにしたかは、ライター側からするとあまり関係ないです。
というか、仕事である以上、どんな理由で決めたにしてもそのテーマでちゃんと書きます(笑)
金額の増減は明確な理由が欲しい
依頼の中には、「最大いくら」とだけ概要に提示するケースもあります。
詳細を聞いて初めて、基本はいくらなのかが判明するパターンです。
ですがこれは、好ましくありません。
誰もがこの最大額に到達できるならいいですが、よほどのプロでもない限りはNGというような話では、誇大広告と言われてもおかしくないです。
むしろ応募者を増やすためにわざと基本額を避け、最大額を書いているように見えます。
それでは、本当の額をしった受注者は、皆辞めてしまうのではないでしょうか?
また、能力次第で報酬アップというのも、ライター側からすると注意案件です。
能力次第というのは、あくまで依頼者の価値観に基づくもので、どういうレベルなら良いかがライター側は判断できません。
例えば修正依頼がほぼない、常に1回で済むとかミスが1か所しかなかったとか、誰にでもわかるような内容でなければ、昇給を目指そうというライターのモチベーションにはなりません。
よってこれも煽り、PRのために書いていると言えます。
基準があいまいならば、最初から書かない方が誠実でしょう。
むしろ基本額のみの契約で、良いと思った方に出会えたら、その時に改めて昇給を提示すればいい話です。
質問は1問1答式?まとめ型?
ライティングに限らず、やり取りで多いのが質問と回答になった場合の対応の違いです。
今まで見てきた中では、大きく分けて1問1答しかできない方とまとめてできる方に分かれるように思います。
1問1答式の方は、質問文をぜひ見直して欲しい
1問1答式の方は、相手がまとめて複数の質問をしても、なぜか最初の1問にしか回答しないようです。
「2問目以降は次に回答します」と言った説明もありません。
(もちろん、こちらから催促する前に2問目以降の回答が来たことはありません)
これはなぜなのでしょうか?
複数同時に回答できないだけでなく、できないことすら伝えないので、再度2問目以降の質問に関してこちらが問い合わせなければいけません。
私自身がまとめ型というのもあるかもしれませんが、この「2つ目以降は後で回答する」の言葉自体がないのはなぜなのでしょうか。
もしかして、質問文が長いために、途中で途切れてしまっているのでしょうか。
特にスマホなど小さい画面で見ていれば、最初の1問しか表示されないとしてもおかしくはありません。
「続きを開く」などのリンクが見えにくいタイプなら、見落とすこともあるでしょう。
あるいは、1問目に回答した時点で、やることを全てやったような気になってしまうとか。
これは、「忘れるな」としか言いようがありません。
せめて、返答を出す前に質問欄を最後まで見直すなど対策をお願いします。
まとめ型の方は長すぎに注意
反対にまとめ型の方は、質問数自体が多い場合は一旦途中で送信するのも手です。
もちろん、「ほかにもあるのですがとりあえずは上記を」などと付け加えることを忘れずに。
というのも、複数の質問を1回の送信にまとめる都合上、どうしても文章全体は長くなりがちです。
質問そのものが簡潔なら量は少なく済むかもしれませんが、場合によっては1問でも長文ということもあるでしょう。
長すぎれば、後半はシステムで「続きから」に回されてしまいますし、1問1答式の方が見落とす可能性も高まります。
そもそも、長文を読むのが苦手な方かもしれません。
もちろん1回に送る質問を減らせば、その分やり取りの回数は増えます。
でも互いに誤解をせず、正確なやり取りができるなら、マシではないでしょうか。
「できない」の連絡は不名誉でも不快でもない
やり取りの中で、相手の要望を受け入れられない場合、その時点で「否」と言えない方もいるようです。
依頼が断られてしまう、減ってしまう、悪いイメージがつくかも……などの不安はあるかもしれませんが、言わないままではその要望が通ってしまいます。
例え依頼が断られるかもしれないとしても、正直に伝えてください。
むしろ無理に相手に付き合い続けては、精神的な負担にもなりかねません。
今の人には断られるとしても、無理な要望をしてこない、別の方との出会いを待ちましょう。
保留の場合も一言欲しい
また気になるのが、保留の場合に何もないことです。
正式に決定してから伝えたいということだとしても、返答に数日かかるようなら、「一旦待って欲しい」ことを伝えましょう。
何もないままでは、こちらもどうしていいかわかりません。
もちろん、「あの件はどうなりましたか?」とこちらから催促することも可能です。
ところがこういう時に黙っている方はなぜか、こちらが催促したタイミングで正式な返答をすることが多々ありました。
無論、実際に催促したタイミングで決まったのかもしれません。
しかしこれでは「すぐ返答しないばかりか、こちらが聞いて初めて応える奴」という受け身姿勢で、とても印象が悪いです。
時間をかけている方が本来率先して伝えるべきなのに。
もし「まだまだ遅くない、この程度で待てない方が悪い」と考えているなら、仕事上のやり取りとしては完全にアウトです。
人間的なマナーの面でも、許容してくれる人はなかなかいないのではないでしょうか。
これはあくまで個人的なイメージかもしれませんが、受け取った日時から1日(24時間)以上経過しているなら、せめて翌日中に「保留」だけでも伝えてください。
その上で、正式な返答に何日かかりそうかを記載すべきです。
昨今は電話はもとより、メール、チャット、いずれの手段であっても、通知を確認するだけならすぐ可能です。
通知システムによっては届くまでに時間がかかることもあるでしょうが、それでも1日以上経つことはないでしょう。
確認した瞬間に正式な返答をしろとは誰も一言も言っていません。
時間がかかるならそれでいいのです。
ただ、時間がかかるという報告は、忘れず早い段階で行い、せっかくの縁を切らないようにしてください。
なんとなく、こちらからの要望っぽくなってしまいました。
でもやり取りをしていて、実際気になるのも事実です。
時にはここに書いていないような、ほかに例の無いような、突飛な返答をされる方も少なくありません。
ですがここは対人でのやり取りの場です。
創作や個人のつぶやきのように、何でもありは勘弁して欲しいなと思います。
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